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2012年06月02日 台高三之公川明神谷

春の山は本当に生命力がみなぎっていて美しい。
新緑の沢登は、それだけで脳味噌が溶けてしまいそうな感じです。

今回は、台高の主稜線の水を集めて流れる三之公川の明神谷。
三之公(さんのこ)とは、南北朝合体後にいろいろあって、再興された南朝で
最後まで抵抗した尊義王、尊秀王、忠義王を差して三之公と呼んで敬い、
これが地名となったと伝えられる。
いろいろと、歴史ロマンのあるところですが、それは他にまかせて、沢登。

登山口到着(9:12)、山の神の祠
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幸いにも天候が悪く気温が低いので、6月TOPでも山ビルは活性化していなさそう。
ここは結構山ビルがでるようです。

沢は初めてなMさんにいろんなことを詰め込みながら、準備。
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私はぼーとしてて、準備がはかどらず出発が遅れました。(09:59)
いきなり階段から始まり明神滝まで30分の登山道です。
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大きな石がかろうじて止まっているみたいな…なかなかの迫力ある風情が。
これからの沢への期待が膨らみます。
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木の橋がたくさん新しくつけなおされていて、
去年の台風の被害から復旧が進んでいるようです。
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真新しい橋を渡りながら先を急ぎます。結構ペースは速かった。
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山抜けで登山道も一緒におちたのか、
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30分ほどで、岩から滴が滴り落ちるところに来ました。
水が豊富で、苔が美しい森だなぁ。
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ここまでは、涼しいといっても登山道を飛ばしてきたので、
汗もでて暑かった。そろそろ、沢がいいなぁと思っていたら、
ほどなく、明神滝への分岐に到着(10:29)。
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滝の音を聞きながら登山道を下降すると、明神滝が見えてきました。
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巨木が倒れている河原、苔むした木々、滝からの飛沫。
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もちろんこの滝は登らずもときた道を戻って高巻くのだけど、
わざわざ降りてきて良かった。
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この滝は、光が入ってくると大抵は虹がかかっているそうですが、
今日は曇っていたので日差しが弱かったようです。
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名残惜しいけれど滝を離れて登り返し(10:37)
滝を越えたところで、強引に登山道を離れて沢筋に下降。ビンゴ!
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滝の落ち口は、水が飛び出していてきれいだったそうです。

さて、いよいよ沢登の開始です。
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6月の登山は、雨で流れることが多いんだけれど、
たまに来るとしっとりとした空気の中で若葉が萌え本当に美しい。

しばらく森の中を沢歩き。さすがに台高は、雨も多く水が豊富なので、
苔生した木や岩を眺めながらの楽しい遡行。
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ニノ滝8m(11:07)
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ここは、左岸を巻いてクリア…土が多く滑りやすい巻き。
少し巻いて振り向くとニノ滝を名残惜しそうに見ている仲間。
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直登はちと難しそうですねぇ。

ここは、意外と深く背の低い私は足がつかない位で、
泳ごうとして、左ふくらはぎが攣りました。
やばいなーと思いながら、自然復帰。
最初の登山道で頑張りすぎたかなぁ。
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しばらくナメを登っていると攣ったのも忘れていました。
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岩のつまる4m(11:34)、ここは左岸から濡れずに登ることも可能。
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またまた、しばらく楽しい沢歩き。
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カメラが濡れ初めて、曇り始めたなぁと思っていると。

いい感じの滝が現れ、レンズ拭き拭き撮影。
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しばらく平穏に登り続けると・・・
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なにやらここだけ雰囲気の違う感じのところに出ました。
倒木が釜に突き刺さって、暗い感じの3段25mに到着(12:06)
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近づいていくと、倒木は実は巨木。手前は階段状なので余裕でいけそう。
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しかし、奥が見切れない滝は怖いですね。簡単に1段目を登り2段目に差し掛かると、
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ここで、クライミング師匠F山さんに2番手をやってもらい、私はプチ安全そうなところで待機。
簡単そうに見えて、意外と手がかりの少ない。水が多く冷たいので流芯は避けたい。

そこまでいったら逃げられない。行くしかないけど、細くなっているところで、
水をかぶって登るしかないなぁ。
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気合い一発、リードのO田さんが突破しました。
やがてザイルが降りてきて、続いてF山さんがするすると登っていきます。

次は私か~。
ザイルダウン、いやなところにロープがあるなぁ。
少し怖いが、滑りやすい岩を登ってザイルを取って、
メインカラビナにザイルを付けて、バックアップにプルージックを付けて登り始めます。

しまった、今度は右のふくらはぎが攣りました。
が、ここまできたら登るしかない。

左岸をいけるところまで詰めて、いよいよ滝の中に。
あれ、手はあるけれど足がない。
トップロープでぐいぐい引き揚げてくれているけれど、
後少しの所で、行き詰った。顔は水の中、もう、戻れない。
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Mちゃん曰く、何やってるんですか?の場所で、
本人は、必死でどうするか悩んでいました。

とにかく、下がれない、顔をあげると息ができない。
手は流水の中どんどん冷えていく…
背に腹は替えられない、這ってでも登ろう。
幸い水は滝裏のようになっていて頭を沈めると息ができる。
両足を左右の岩に押し当てると滑らずに進める。
手と腹と膝で這い上がるようにして少しずつ進んで、
登ったと思ったら、まだ先があった。
必死でここまで来たのに、最後にこれか~だが、
今度は手も足もあったので、怖いながらもなんとかなった。
これをリードしたO田さんには本当に頭が下がる。
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このクラックの様な間を這うようにして流れる水の中を、
文字通り這い上がって来た。

まぁ、苦労したのは私だけで、後の人はすいすい登ってきましたね。
全員無事のぼったあとで、少し遅めのお昼休憩となりました(13:24)。

ここで問題です。
出発が遅かったこともあって、最終目的地の馬ノ鞍峰まで行って、
下山するまで少し時間が足りない。かといって、ビバークするほどのこともない。
少し巻きが入りました。

サクサクと沢を詰めていきます。
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優雅な6m滝(14:05)
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沢は水が少なくなり、やがて伏流水になりガレとなりました。
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また、水が出てくると沢はクライマックス。
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7m9m(14:32)
少し気持ち悪いのでザイルを出しましたが、
みんな、余裕で登ってきました。

ここを越えると、いよいよ詰めです。とにかく斜面を急登。(14:48)
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約40分、息も絶え絶えに急斜面をがむしゃらに登りました。
いや登らないと終わらない。とにかく稜線に突き上げました(15:23)。
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つかれたび~と言っていると遠くで雷の音。

シャクナゲもシロヤシオも咲いているちょこっとご褒美。
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そして、馬ノ鞍峰に到着(15:38)
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今回はここでのんびりしてられない。時間はもう15時40分。
日が長くなったと言え、2時間もすれば暗くなる。
休憩もそこそこにピークを辞し、乾いた沢靴でだましだまし下山に取り掛かる。

あら、ヤマツツジもさいてた。
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稜線の木の根に足を掬われないように気をつけながら、スピード下山。
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ヒメシャラの群生も結構ありました。
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稜線からの降り口が分かりにくいです。
テープがたくさん貼ってあるところで、とりあえず谷へ下降。
分かりにくいけれど踏み跡がついていて、
しばらくすると、テープも出てきて安心しておりれた。
下りも結構急だったけど、かくし平に降りてきた模様。
三之公行宮址(16:34)
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こんな立派な道標もありました。
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だいぶ下ってきて、Mちゃんがヤマビルを発見。
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始めてみたー(17:23)

そして、山の神が見えてきました(17:35)
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終わった。とりあえず無事下山(17:36)
まだ、だいぶうす暗くなってきていたけど日のあるうちに降りてきた。
思わず山ノ神にお礼のお参りをして、帰り支度。

道の駅「杉の湯川上」についたのが18:50。

高田の極楽湯で疲れを癒して、晩御飯!
今日は足が攣りまくって、血液どろどろなので、唐揚げ禁止令が発令されました。
素直にカツオのたたき+ご飯のセットをいただいて、家に着いたのが23時前。
翌日は動けない位の筋肉痛となるのでした。

クライミングも登山もまだまだなことを思い知らされた沢登となったのでした。
懲りてないけどw

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